東京, 7月18日, /AJMEDIA/
【ガンディナガル（インド西部）時事】日米欧やロシア、中国など２０カ国・地域（Ｇ２０）の財務相・中央銀行総裁会議が１７日、インド西部ガンディナガルで開幕した。初日の討議では、ウクライナ侵攻後のインフレや米欧による利上げの影響など、世界経済のリスクについて分析。景気の回復ペースが減速しかねないとの認識を共有した。
Ｇ７財務相、ウクライナ復興へ結束 分断のＧ２０、１７日開幕
会合は１８日まで２日間の日程で、日本からは鈴木俊一財務相と日銀の植田和男総裁が出席。議長国インドのシタラマン財務相は開幕に当たり、「世界経済の見通しの不確実性は依然として高く、下振れリスクは根強い」と述べ、景気の先行きに懸念を示した。
財務省の神田真人財務官は初日の討議後に取材に応じ、「金融引き締めの影響やインフレ、ロシアの侵攻などがもたらすリスクを心配する国が少なくなかった」と語った。
