世界的名将、早くも批判の的 豪州のジョーンズ監督―ラグビーW杯

東京, 9月8日, /AJMEDIA/

【パリ時事】ラグビー・ワールドカップ(W杯)フランス大会で、オーストラリアを率いるエディー・ジョーンズ監督。世界的名将として知られるが、チームが不調とあって開幕前から批判にさらされている。
【試合日程・出場国・開催地】ラグビーワールドカップ2023

 2015年大会は日本のヘッドコーチとして、南アフリカからの歴史的勝利を含む3勝をもたらした。前回19年大会ではイングランドを準優勝に導いたものの、その後の成績低迷で昨年12月に解任。母国の豪州に招かれて今回のW杯に臨むことになったが、今年のテストマッチは5戦5敗と苦しんでいる。
 W杯メンバーの選考では、リーグワンの花園に所属する名手のSOクーパー、前回大会主将のFWフーパーを外して話題を呼んだ。さらに大会直前になってオフェンス担当のアシスタントコーチが辞任。8月、フランスへの出発の際に空港で地元メディアから質問攻めに遭うと、「君たちは、どんなことに対してもひどくネガティブだ。ありがとう。今までで最低の記者会見だった」。怒り心頭でまくし立てた。
 試合日から逆算して綿密な強化計画を立て、厳しい練習を課す。時には選手やスタッフに心理的なプレッシャーをかける。こうしたやり方で目覚ましい結果を出してきたが、負ければ大きな反発を受ける。いまだに英国メディアからは批判的な論調で取り上げられる。
 1次リーグC組のライバルは前回4位のウェールズ。本番前最後の実戦でイングランドを破ったフィジーも侮れない。ジョーンズ監督はどんな手を打つか。

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