東京, 4月19日, /AJMEDIA/
沖縄県の宮古島周辺で10人が乗った陸上自衛隊のヘリコプターが消息を絶った事故で、18日、海底から新たに乗員とみられる1人が見つかった。発見は6人目。また陸自は同日、さらに1人を収容し、既に引き揚げていた2人と合わせて計3人の死亡を新たに確認したと発表した。16日に見つかった5人は全員死亡が確認された。
新たに2人死亡確認 海保測量船も投入―死者4人に、範囲広げ捜索・陸自ヘリ事故
陸自などは6人目の収容を急ぐとともに、範囲を広げ不明の4人を捜す。18日には海上保安庁の大型測量船「平洋」も捜索に加わった。
事故機とみられるヘリの胴体部分は、宮古島と橋でつながる伊良部島の北方約6キロ、水深106メートルの海底で発見。政府関係者によると、6人目は、特殊な装置で水圧に体を適応させた海自の「飽和潜水士」が機体周辺の捜索で見つけたという。他の5人も損傷した機体の内外で見つかっている。
陸自などによると、18日午後、機内に閉じ込められ収容できていなかった最後の1人を引き揚げた。前日には2人が心肺停止状態で収容されており、ともに自衛隊の医官により、18日に死亡が確認された。遺体は順次ヘリで沖縄本島に運ばれるなどしており、家族が面会して身元を確認する。