東京, 5月26日, /AJMEDIA/
目の覚めるような豪快なライナーを飛ばした。日本ハムの万波が、同点の三回2死一塁で決勝の8号2ラン。左翼のブルペンに吸い込まれるような打球を放ち、「最高の結果になってくれてうれしい」と笑顔がはじけた。
主にクリーンアップを任されている23歳は、「長打を打って何とか走者をかえそう」との思いで打席へ。内角へ食い込みながら落ちるフォークをコンパクトに運んだ。確実性が課題だったが、次打席も外角のカットボールを捉えて右中間への二塁打。難しい球も打てるようになっており、本人も手応え十分だ。
本塁打は西武の中村、ソフトバンクの柳田らと並んでリーグトップに。一流選手と共に名を連ねることが励みになっており、「そこに割って入れるように目指してきた。少しずつ近づけるように頑張りたい」と充実した表情で話す。
調子を上げていたチームは前日までに3連敗を喫したが、自らの一発で嫌な流れをストップ。次のカードに向け「勢いに乗って勝ち越し、ないしは三つ取れるように頑張りたい」と力強く誓った。