東京, 04月08日 /AJMEDIA/
プロ野球・ロッテの佐々木朗希投手が、今シーズン2回目の先発登板でプロ入り後自己最多となる111球を投げ7回2失点の好投で初勝利をあげました。
佐々木投手は初登板となった先月31日の試合で5回1失点で勝ち投手の権利を持ってマウンドを降りましたが、その後、チームが逆転負けし、勝ちはつきませんでした。
7日は、今シーズン初勝利をかけて本拠地のZOZOマリンスタジアムで行われたオリックスとの試合に先発しました。
佐々木投手は立ち上がりからコントロールが安定せず1回に1アウト三塁からみずからのワイルドピッチで1点を先制されました。
直後に追いつきましたが、佐々木投手は2回も2つのフォアボールで1アウト一塁二塁のピンチを招き、8番・福田周平選手にタイムリーヒットを打たれて勝ち越されました。
それでもロッテは4回に打線がヒット5本を集めて4点を奪い逆転しました。
佐々木投手は安定しなかったフォークボールからスライダーを軸にしたピッチングに組み立て直し、3回以降は立ち直ってオリックス打線にヒットを許しませんでした。
7回は志願してマウンドにあがって、この日最速となる158キロをマークするなど自己最多となる111球を投げヒット3本、三振9つを奪い、今シーズン初勝利をあげました。
試合後、佐々木投手は「1、2回は自分のペースで投げることができなかったが、フォークをたたきつけてしまう中でスライダーの調子がよかった。その日の1番いいボールでメリハリをつけることを心がけ途中からはコントロールよく投げることができてよかった」と話していました。
また、吉井理人監督は「尻上がりに調子をあげてくれたのでよかった。配球を変えてストレートとフォークだけでなく、スライダーがあると相手チームもわかったので、今後、投球の幅が広がると思う」と話していました。