東京, 1月24日, /AJMEDIA/
テニスの4大大会全豪オープン男子4回戦で、西岡良仁(ミキハウス)に勝利し8強入りしたロシアのカレン・ハチャノフに対し、アゼルバイジャンテニス連盟が抗議した。
ロシア人の母とアルメニア人の父を持つハチャノフは西岡戦後、中継テレビカメラのレンズに「最後まで信じ続けなさい。アルツァフ、頑張って!」と記述。アゼルバイジャン領内だがアルメニア人が多く住むナゴルノ・カラバフの別名を記し、励ました。すでに3回戦勝利後にも「アルツァフは強くある!」と書いている。
同地を巡って対立するアルメニアとアゼルバイジャン。アゼルバイジャンテニス連盟(FTA)は連日、公式ホームページで声明を発表し、ハチャノフを非難。「ハチャノフは悪意のある計画を実行した。アゼルバイジャンテニス連盟は、容認できない攻撃に対し、国際テニス連盟(ITF)に抗議の手紙を送った。テニス選手を罰し、今後同様な事態が発生しないよう厳しい措置を求める。この問題が客観的な解決策をすぐ見つけることを願っている」と、ITFに対し抗議文を送ったことを表明した。
五輪専門メディア「インサイド・ザ・ゲームズ」によると、ハチャノフはナゴルノ・カラバフ問題に関し、アルメニア支持をインタビューで語っているという。
ハチャノフの行動に注目が集まっている。