東京, 02月28日 /AJMEDIA/
ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアに対し、ヨーロッパ諸国が制裁の一環として輸出を禁じている品々が大量に、EU=ヨーロッパ連合の加盟国からロシアに流れていたことが分かったとアメリカのメディア、ブルームバーグが26日、伝えました。
ブルームバーグは、当局者の話として2023年1月からの9か月間で、金額にして4億5000万ユーロ、日本円で、およそ730億円に相当する制裁対象品が、EUの加盟国からロシアに流入したとしています。
多くの制裁対象品はEU加盟国から、トルコや中国、それに旧ソビエトの中央アジアの国々といった第3国を経由してロシアに輸出されていましたが、全体の4分の1は、EU加盟国から直接ロシアに流入していたということです。
ブルームバーグは、ウクライナ侵攻後、EUからロシアへの制裁対象品の直接の輸出は統計上は大きく減少しているものの、ロシア以外の国への輸出は大きく増え、減少分を補っていると指摘しています。