ヨーロッパ中央銀行 利上げを見送り 主要な政策金利を据え置き

東京, 10月27日, /AJMEDIA/

ヨーロッパ中央銀行は金融政策を決める理事会を開き利上げを見送り、主要な政策金利を据え置くことを決めました。金利の据え置きは去年7月に利上げを開始して以来、初めてです。

ヨーロッパ中央銀行は26日、ギリシャのアテネで金融政策を決める理事会を開き、主要な政策金利を4.5%のまま据え置くことを決めました。

金利の据え置きは去年7月に利上げを開始して以来、初めてで、11会合ぶりとなります。

ユーロ圏の先月の消費者物価指数は去年の同じ月と比べて4.3%の上昇と、上昇率は過去最高だった去年10月の水準から半分以下に鈍化しています。

また、ユーロ圏の経済は1年以上にわたる利上げで不透明感が強まっていて、こうした状況を踏まえ、これまでの金融引き締めの効果を見極める判断をしたとみられます。

ヨーロッパ中央銀行は、理事会のあとの声明で「ほとんどの指標でインフレの基調は和らいでいる」と述べ、いまの高い金利水準が当面維持されれば、インフレの抑制につながるという見方を強調しました。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts