東京, 5月11日 /AJMEDIA/
JR東日本は10日、スマートフォンのIC乗車券アプリ「モバイルSuica(スイカ)」などのシステムで障害が発生したことを明らかにした。同日午後5時半ごろから、アプリへのログインやお金のチャージなど通信が必要なサービスでつながりにくい状態が続いていたが、午後10時ごろから「ほぼ安定した状態になった」(広報)という。同社はサイバー攻撃を受けたとみて警視庁に相談している。
障害が発生したのは、スマホで運賃の支払いや買い物ができる「モバイルSuica」やインターネットで新幹線の予約などができる「えきねっと」、ポイントをためられる「JREポイント」などのサイト。
JR東は、復旧までの間は現金が使える専用チャージ機の利用や券売機での切符購入などを促していた。既にチャージ済みの残高や購入済みの定期券の利用に影響はなく、カードタイプの「Suica」の利用にも問題は生じなかった。
一方、首都圏の私鉄各社が導入している「モバイルPASMO(パスモ)」でも午後6時20分ごろからほぼ同様の障害が発生。「PASMO協議会」によると、原因は不明という。