メダル意識せず「楽しむ」 北京を糧、三浦と木原―世界フィギュア

東京, 3月23日, /AJMEDIA/

23日にフランスのモンペリエで開幕するフィギュアスケート世界選手権に、北京五輪のペアで日本勢初の入賞となる7位と躍進した三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が臨む。木原は「見てくださった方々の心に残るものを届けたい」。この目標を中心に据え、シーズン最終戦に向かう。
 今大会はウクライナ侵攻を受けてロシア勢が除外され、中国勢のエントリーもなし。ペアは北京の上位5組が不在となり、三浦と木原は表彰台はもちろん、金メダルも狙える位置にいる。
 ただ、メダルを意識しないようにしている。北京五輪では結果を求めるあまり、「個人戦の前は楽しめていなかった」と木原。意義の大きな入賞を遂げても目指していた5位に届かず、反省が残った。
 団体の日本初メダルにも貢献した五輪を終え、木原は「気持ちが一度切れてしまった」と率直に言う。今大会に向けて「普段の練習から楽しむ」(三浦)というテーマを掲げ、立て直してきた。現地の調整ではミスがあっても笑顔で励まし合い、このペアの良さがにじみ出ている。

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