東京, 10月25日, /AJMEDIA/
子どもを中心に感染する「咽頭結膜熱」=いわゆるプール熱の患者数が3週間ぶりに減少しました。
「咽頭結膜熱」=いわゆるプール熱は、子どもを中心に高熱や結膜炎などの症状が出るウイルス性の感染症で、
▽せきやくしゃみなどの飛まつで感染するほか、
▽ウイルスが付着したタオルや
▽プールでの接触などを介しても感染します。
国立感染症研究所によりますと、10月15日までの1週間に全国およそ3000の小児科の医療機関から報告された患者の数は5516人で、前の週よりも300人余り減少しました。
1医療機関当たりでは1.75人で、過去10年で最多だった前の週よりも0.12人少なくなっています。
患者数が減少するのは3週間ぶりです。
地域別では
▽福岡県が5.62人
▽沖縄県が5.19人
▽奈良県が4.15人
▽佐賀県が3.22人
▽大阪府が3.06人と国の警報レベルの目安となる「3」人を超えています。
子どもの感染症に詳しい国立病院機構三重病院の谷口清州院長は「すでに多くの人が感染したため、今後、流行は落ち着くだろう。一方、インフルエンザの患者数が増えはじめていて、過去3年間大きな流行がなかったことを考えると、ことしは大きな流行になるリスクがある。体調不良のときは休み熱が続くときは医療機関に行くなど引き続き注意をしてほしい」と話しています。