東京, 02月18 /AJMEDIA/
パリオリンピックの新競技、ブレイキンの日本一を決める全日本選手権が開幕し、すでにオリンピック代表に内定しているダンサーネームShigekixの半井重幸選手などトップ選手が世界レベルの技を披露しました。
アメリカで生まれたダンススポーツのブレイキンはDJがかける音楽に即興で合わせてダンスを披露し、その技術や表現力を競います。
ブレイキンはこの夏のパリオリンピックの新競技として実施されることになっていて、この日本一を決める全日本選手権は17日東京 渋谷区のNHKホールで始まりました。
すでにパリオリンピック代表に内定していて大会4連覇を目指すShigekixはフィジカルの強さを生かしたキレのあるムーブを見せ順当に勝ち上がりました。
また、パリオリンピックを目指して予選シリーズに出場するISSIN、菱川一心選手が得意とする回転技の「パワームーブ」を連続して披露して会場を沸かせ、ベスト8に進みました。
一方、女子は、同じくパリオリンピック出場を目指す40歳のAYUMI、福島あゆみ選手が、流れるような足さばきの「フットワーク」などで世界トップレベルの技術を披露し、大会3連覇に向けてベスト8に勝ち進みました。
ブレイキンの全日本選手権は18日、決勝までが行われ、NHKは総合テレビなどで生中継するほか、NHKプラスで同時配信します。
Shigekix「自分がやれることに集中したい」
ベスト8に進出したShigekixは「気持ちよく踊ることができ体へのストレスも少なかったので2日間の試合を戦い抜くためにいいスタートが切れた」と初日のパフォーマンスを振り返りました。
そのうえで「パリオリンピックに向けてとか、大会4連覇をかけてとか、そういったことは気にせずどんな相手が来ても楽しんで自分らしさを全開にして自分がやれることに集中したい。それが夏の大きなステージにつながっていくと思う」と話していました。
AYUMI「守りに入ることなく可能なかぎり試合に出続けたい」
大会3連覇に向けて順当にベスト8進出を決めたAYUMIは「自分的には全然だめだったなという感じだが少しだけよかったと思えるのは『電信柱』と名付けた新しいムーブにチャレンジできたことはよかった。3連覇は意識せず去年とは違うメンバーとの戦いを楽しみたい」と話していました。
そのうえで、パリオリンピックに向けては「守りに入ることなく可能なかぎり試合に出続けたい。まずはオリンピックの予選シリーズに必死だが勝ち取りたい」と意気込みを話していました。