東京, 10月15日, /AJMEDIA/
ブックオフグループホールディングス(GHD)は15日、国内26店舗と1部署で、架空の買い取りによる現金横領や在庫の偽装など29件の不正が行われていたと発表した。不正は2021年から確認されており、現金横領などの被害額は5600万円。同社は不正を働いた一部社員を懲戒解雇し、刑事告訴なども検討する。
同日、弁護士らで構成する特別調査委員会による報告書を公表。複数の店舗で社員が実態のない買い取りをシステムに記録したり、買い取り点数や金額を水増ししたりして差額分の現金などを横領していた。不正行為の隠蔽(いんぺい)や数値目標達成のため在庫を偽装する事案も確認した。
堀内康隆社長は記者会見で陳謝する一方、「組織的な不正は認められなかった」と述べた。再発防止策や役員の処分は11月上旬にも発表する。