東京, 12月05日, /AJMEDIA/
フィリピン南部のミンダナオ島の大学で4人が死亡した3日の爆発について、過激派組織IS=イスラミックステートは犯行声明を出し、当局は爆発との関連について調べています。
フィリピン南部のミンダナオ島の都市 マラウィにある大学の体育館で3日、キリスト教のミサの最中に爆発が起き、フィリピン当局によりますと、これまでに4人が死亡し、50人がけがをしました。
これについて過激派組織ISは、4日までに「仕掛け爆弾を爆発させた」とオンライン上に犯行声明を発表しました。
フィリピン当局は、今回の爆発について、手製の爆弾が使われた疑いがあるとして、イスラム系武装勢力によるテロとみて捜査していて、犯行声明と爆発との関連について調べています。
マラウィは、イスラム教徒が人口の多数を占める町で、2017年には過激派組織ISを支持するイスラム系武装勢力と軍との間で激しい戦闘が起きて、多くの死傷者が出ました。
マラウィに隣接する州では、2日もイスラム系武装勢力のリーダーら11人が軍の掃討作戦によって殺害されていて、フィリピン当局は、今回の爆発が報復だった可能性もあるとみて捜査を続けています。