ビッグモーター不正で損保報告 損保ジャパン経営陣の責任焦点―金融庁、9月にも立ち入り検査

東京, 9月1日, /AJMEDIA/

中古車販売大手ビッグモーターによる保険金不正請求問題で、同社と損害保険7社は31日までに、金融庁に報告書を提出した。これを受け同庁は本格的な調査に入る。ビッグモーターとの親密な関係が指摘される損害保険ジャパンでは、経営トップが不正の可能性を認識しながら取引再開を促していた疑いがある。同庁は9月にも立ち入り検査に踏み切り、責任を徹底追及する構えだ。
損保ジャパン社長、取引再開促す 関係悪化懸念、ビッグモーター不正

 関係者によると、損保ジャパンの白川儀一社長は昨年7月の役員会議で、ビッグモーターによる自主調査の内容が改ざんされた可能性があると認識しながら再開を促していた。その際「再発防止に向けて本気なら、それを信じて取引再開の選択もあり得る」などと発言していたという。
 損保ジャパンはこうした経緯を金融庁に報告。同庁は取引再開に経営陣が深く関わったとみて、責任を厳しく追及する方針だ。問題が確認されれば業務改善命令などの処分を検討する。

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