ビッグモーター「利益至上主義」 異動社員が不正広める

東京, 7月23日, /AJMEDIA/

中古車販売大手ビッグモーター(東京)による保険金の不正請求問題で、元社員の男性が22日、千葉県野田市で報道陣の取材に応じた。男性はビッグモーターが「利益至上主義でブラック企業だった」と指摘。全国の拠点で不正が起きた背景について、「異動をきっかけに波紋のように広がった」と語り、不正の手口などが異動した社員によって伝えられたとの見方を示した。
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 取材に応じたのは中野優作さん(41)。営業部門の社員として2008~17年に勤務した。不正が行われた板金や塗装などの業務には、自らは関与していないという。
 兼重宏行社長ら経営幹部は、一連の不正について特別調査委員会に対し「不適切な行為が行われていることを全く知らなかった」と弁明した。中野さんは「(不自然な形で利益が急増するなど)数字に変化があったはずだ。見抜けなかった責任は重い」と強調した。

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