ハマス、間接交渉「参加しない」 ガザ休戦、先行き見通せず

東京, 5月31日 /AJMEDIA/

イスラム組織ハマスは30日、声明を出し、パレスチナ自治区ガザで交戦するイスラエルとの戦闘休止と人質解放を巡る間接交渉に参加しない姿勢を示した。イスラエル軍がガザ最南部ラファなどで激しい攻撃を続けていることなどを非難し、「交渉継続は受け入れられない」と述べた。交渉が再開されるとの見方もあったが、先行きは依然見通せない。

 一方、ハマスはイスラエル軍の「戦争終結」を条件に「完全な合意」を結ぶ用意があるとも述べた。こうした考えを交渉仲介国に伝えたという。ただ、イスラエルのハネグビ国家安全保障顧問は30日、人質の家族に対し「政府は人質のために戦争をやめるという決断はしない」と説明したと報じられており、イスラエルとハマスの隔たりは埋まっていない。

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