タリバン「全土制圧」宣言 反対勢力は否定―アフガン

東京, 9月7日, /AJMEDIA/

ニューデリー時事】アフガニスタンで実権を掌握したイスラム主義組織タリバンは6日、反対勢力が最後の拠点としていた北東部パンジシール州を「完全制圧した」と発表し、全土制圧を宣言した。しかし、同州の反タリバン勢力「アフガン国民抵抗戦線」(NRFA)は制圧を否定、抵抗を続けていると強調した。

 タリバンのムジャヒド報道担当者は6日の記者会見で、「交渉での解決に全力を尽くしたが、妥結しなかったため武力を行使した」と説明した。
 これに対しNRFAはツイッターで「タリバンの州制圧の情報は誤りだ。われわれは複数の戦略的拠点で抵抗を続けている」と反論した。旧タリバン政権との戦いで名をはせた故マスード司令官の息子で、NRFAを率いるアフマド・マスード氏も「私は無事だ」とツイッターに投稿。さらに、インターネットに投稿した動画で「国の尊厳、自由、平和のための全土蜂起」を呼び掛けた。

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