東京, 5月12日, /AJMEDIA/
ソフトバンクグループ(SBG)が11日発表した2023年3月期の連結決算(国際会計基準)は、純損益が9701億円の赤字(前期は1兆7080億円の赤字)だった。2期連続の最終赤字。世界経済の先行き懸念が強まる中、投資先の価値が下落し、新興企業などに投資する主力の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)」で5兆3223億円もの損失が発生した。
後藤芳光専務は東京都内で開いた決算記者会見で、「非常に不安定な1年間だった」と説明。その上で、保有株式の資金化や、新規投資額を10分の1に抑制することなどにより、守りの戦略に徹してきたと強調した。