ショイグ国防相「ロシア軍に影響与えず」 ワグネル反乱に初言及―プリゴジン氏、侵攻に関与継続

東京, 7月04日, /AJMEDIA/

ロシアのショイグ国防相は3日、民間軍事会社ワグネルの武装反乱に初めて言及し、「挑発は(ロシア軍)部隊の行動に影響を与えなかった」と主張した。ワグネル創設者のプリゴジン氏は6月23、24両日の反乱で、ロシア軍の劣勢を背景にショイグ氏らの辞任を要求。プーチン政権としては反乱終結を受け、軍の正常化をアピールし、ウクライナの反転攻勢に備える狙いがあるとみられる。
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 プリゴジン氏は今月3日、SNSで音声メッセージを発表し、反乱を改めて正当化した上で「近い将来、われわれが前線で勝利を収める姿を必ず見てもらえると思う」と表明。参加を停止しているウクライナ侵攻に関与し続ける考えを示唆した。声明は、撤退後初めて出した6月26日以来。
 ショイグ氏は27日、プーチン大統領がクレムリン(大統領府)に軍・治安機関の2500人以上を集めた際に姿を見せた。ただ、独立系世論調査機関によると、プリゴジン氏だけでなく、今回の事態を許したショイグ氏の支持率も低下。現時点で解任はないとみられるものの、27日に記者団に発言したのは国家親衛隊のゾロトフ隊長で、軍・治安機関の力関係に微妙な変化もある。

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