東京, 8月21日, /AJMEDIA/
【ブダペスト時事】陸上の世界選手権第2日は20日、ブダペストで行われ、男子100メートル決勝で前回7位のサニブラウン・ハキーム(東レ)が10秒04(無風)で6位に入賞した。世界選手権同種目での日本勢過去最高順位で、五輪を含めると1932年ロサンゼルス五輪6位の吉岡隆徳に並んだ。
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準決勝でサニブラウンは自己記録に並ぶ9秒97(追い風0.3メートル)をマーク。柳田大輝(東洋大)は10秒14(無風)で敗退した。
男子400メートル予選で、佐藤拳太郎(富士通)が44秒77の日本新記録を樹立した。従来の記録は高野進が1991年6月の日本選手権でマークした44秒78で、32年ぶりに0秒01更新。1組2着で22日の準決勝に進んだ。
佐藤風雅(ミズノ)は日本歴代3位の44秒97で4組2着、中島佑気ジョセフ(東洋大)も5組3着で通過。同種目で日本勢3人の準決勝進出は初めて。佐藤風は来年のパリ五輪参加標準記録(45秒00)もクリアした。
男子110メートル障害予選で、泉谷駿介(住友電工)は13秒33の2組2着で21日の準決勝に進出。高山峻野(ゼンリン)も突破し、横地大雅(チームSSP)は救済による通過となった。同400メートル障害予選は、黒川和樹(法大)が48秒71の5組3着で21日の準決勝に進んだ。
男子走り高跳び予選は、赤松諒一(アワーズ)が2メートル28をクリアして22日の決勝に進出。女子20キロ競歩は藤井菜々子(エディオン)の14位が日本勢最高だった。