東京, 3月27日, /AJMEDIA/
ウクライナの国の花であるひまわりを描いた作品、ゴッホの「ひまわり」を常設展示している美術館で、企画展の入場者数に応じた金額をウクライナの人道支援活動のために寄付する取り組みが始まりました。
この取り組みは印象派の画家、フィンセント・ファン・ゴッホの代表作、「ひまわり」を常設展示している東京・新宿区の「SOMPO美術館」で始まったものです。
ひまわりがロシアによる軍事侵攻を受けているウクライナの国の花であることから、作品を通じて支援の輪を広げようと始めたもので、26日から始まった企画展の入場者数や、企画展を紹介する動画の再生回数に応じて1億円を上限に寄付を行うということです。
寄付先は難民支援などにあたる国連の機関や、日本赤十字社などを予定しているということです。
訪れた50代の男性は、「ゴッホの絵は思っていたより大きくて迫力がありました。小さい額かもしれないが、少しでも力になれたらと思う」と話していました。
企画展を開催しているSOMPOホールディングスの下川亮子執行役は、「ウクライナの惨状には心を痛めている。来場した人には平和のシンボルのひまわりの絵を見てもらい、世界に対して思いをはせてもらいたい」と話していました。
この企画展はことし6月まで開かれています。