キムチにも猛暑の影 白菜高騰、輸入で対応―韓国

東京, 9月30日, /AJMEDIA/

今年、地球規模で長期にわたった猛暑が、韓国の国民食キムチに影響を及ぼしている。主原料の白菜が生育不良に見舞われ、値段が高騰。韓国メディアは「キムチ大乱」などと連日報じている。

 韓国農水産食品流通公社によれば、白菜1個の小売価格は27日時点で9963ウォン(約1080円)で、前年に比べ6割上昇。インターネット上では、2万ウォン超えの値札が付いた白菜の写真も投稿されていた。

 韓国政府は、供給の安定化を図るため、中国産の白菜を緊急で輸入する苦肉の策に出た。26日、既に16トンを中国から輸入し、状況次第で量を増やしていくと発表。中国産は家庭用ではなく、飲食業者などに供給するという。

 韓国では11月ごろから年末にかけて大量のキムチを漬ける「キムジャン」の季節を迎え、白菜の需要が高まる。この頃には秋に収穫される白菜の出荷が本格化し、供給が改善されるとの見通しも出ている。

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