ガザ北部で再び空爆 「ハマスが態勢立て直し」―イスラエル軍

東京, 5月12日 /AJMEDIA/

イスラエル軍報道官は11日、イスラム組織ハマスがパレスチナ自治区ガザの複数箇所で「(態勢を)立て直そうとしている」と述べた。軍はガザ最南部ラファでの限定的な地上作戦を続ける一方、北部ジャバリヤに対し再び空爆を加えた。

 軍は11日、ジャバリヤの住民約10万~15万人に対し避難を呼び掛けた。ラファでは東部の退避勧告地域を拡大。約30万人が「人道地域」に向け避難したと発表した。一方、欧州連合(EU)のミシェル大統領は同日、X(旧ツイッター)で「ラファ住民に対する安全でない場所への退避勧告は容認できない」と批判した。

 軍はこれまでも、制圧した地域でハマスの再拠点化を許している。イスラエルのメディアは、ハレビ軍参謀総長がネタニヤフ首相に対し、ガザの「戦後統治」の具体的な動きがない中では、「(ハマスの部隊)解体のため、何度も(作戦を)実施しなければならない」と不満をぶつけたと伝えた。

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