東京, 10月23日, /AJMEDIA/
26年ぶりの日本一を目指すオリックスにとっては痛い黒星となった。第1戦の先発マウンドを託された山本が、2本塁打を浴びるなど五回途中まで4失点。チームが全幅の信頼を寄せるエースが崩れた。
慣れない神宮のマウンドが影響したか。立ち上がりから本来の姿はなかった。一回2死一、二塁で、オスナの三塁線への打球はフェアかファウルか微妙だったが2点二塁打となり、先制された。運にも見放され、後手に回った。
二回こそ下位打線を3人で抑えたが、三回に塩見、四回にはオスナにソロを浴びた。そして五回。先頭の代打キブレハンへ3球目を投じたところで左脇腹をつったような感覚を訴え、わずか64球で降板した。
昨年の日本シリーズでは、第1戦を含め2試合に登板したが、勝ち星はつかなかった。だからこそ、強い思いで臨んだマウンド。「大事な試合でこんなことになってしまい、最悪」。悔しい結果となった。