東京, 7月20日, /AJMEDIA/
オールスター戦のプレーボール直前。先攻のア・リーグで1番打者を務める大谷が打席に向かう前に、英語でインタビューを受けた。メジャーを代表する左腕カーショーとの対戦を前に、初球から打ちにいくと宣言。その声が場内に流れると、客席はどよめいた。
大谷はカーショーについて「制球が素晴らしい投手。狙っていてもやっぱり難しい球が多い。なるべく失投に近い球で、自分のスイングができたら」と話していた。注目の初球。外角への速球を振り抜き、中前に運んだ。昨年は2打数無安打だったため、これが球宴初安打。ただ、直後に一塁へのけん制で刺され、思わず苦笑いを浮かべた。
普段は投打の二刀流で調整に多くの時間を要するため、チームではほとんど屋外での打撃練習を行わない。だが、この日はフリー打撃に登場。豪快なフルスイングで29スイング中14本の柵越えを披露した。中には右翼席を越え、その奥にあるコンコースの屋根を直撃する特大アーチも。夢舞台を心待ちにしたファンを、試合前から喜ばせていた。