ウクライナ軍 南部で作戦展開 ロシア軍 東部で攻撃強める

東京, 10月21日, /AJMEDIA/

ウクライナ軍は、南部のドニプロ川東岸で大規模な作戦を展開しているもようで、反転攻勢を強めている可能性があります。
一方、ロシア軍は東部ドネツク州でウクライナ側の拠点を掌握しようと攻撃を強め、攻防が激しくなっているとみられます。

ウクライナ軍は、南部ヘルソン州を流れるドニプロ川で作戦を展開し、ロシア側が占領する東岸に部隊が渡ったとみられ、ロシア国防省は20日の発表で「ウクライナ軍が東岸地域の橋頭保を奪おうとしたが失敗した」と主張しました。

アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は19日、「ウクライナ側の作戦は大規模なもので、ロシア軍は反撃しているが、ウクライナ軍が川岸と、川を渡る鉄橋付近で限定的ながら展開を続けているようだ」と分析し、反転攻勢を強めている可能性があります。

こうした中、ウクライナのゼレンスキー大統領は20日、ヘルソン州と、隣接するミコライウ州を視察し、ザルジニー総司令官など軍の幹部らと、戦況や今後の作戦などについて協議したとSNSで明らかにしました。

ゼレンスキー大統領は、公開した動画で、南部のほか、東部ドネツク州でロシア軍が攻撃を強めているウクライナ側の拠点、アウディーイウカの戦況にも触れ「ここ数日でロシア側に与えた損害は目を見張るものがある」と述べて、ウクライナ軍が踏みとどまっていると強調しました。

ただ、アウディーイウカ市の当局者は地元メディアに「砲撃は夜通し続き、緊張が再び高まっている」と述べ、状況が悪化する可能性にも言及していて、双方の攻防が激しくなっているとみられます。

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