東京, 02月21日 /AJMEDIA/
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から2年となるのを前にICRC=赤十字国際委員会は侵攻以降、殺害されるなどして、行方がわからない人たちがウクライナ側とロシア側あわせておよそ2万3000人にのぼると明らかにしました。
国際人道法上、中立な立場であるICRCは、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻以降、双方の家族から行方が分からなくなった兵士や市民について問い合わせを受け、相手政府へ情報を求める活動を行っています。
この活動を行う部署のトップ、ブヤシャニン氏は20日、本部のあるスイスで会見を行い、これまでにおよそ8000人について特定に至った一方、およそ2万3000人については行方がわからないままだと明らかにしました。
殺害されたか、捕虜になるなどした可能性があるとしていて、行方不明者の国籍の内訳は明らかにしていません。
ブヤシャニン氏は会見で「まだ多くの家族が、愛する人に何が起こったのかをわからないままであり、私たちは全力を尽くす」と述べ、今後も引き続き、調査を続ける考えを示しました。