イスラエル軍 高官2人を解任する声明 NGOスタッフ7人死亡受け

東京, 04月06日 /AJMEDIA/

ガザ地区で食料支援にあたっていた国際的なNGOのスタッフ7人がイスラエル軍の攻撃で死亡したことについてイスラエル軍は5日、軍の高官2人を解任するとの声明を発表しました。

調査の結果、攻撃は軍の作戦手順に反する行為で「深刻な過ちだ」としています。

ガザ地区では1日、食料支援活動を行っていた国際的なNGO、「ワールド・セントラル・キッチン」のスタッフ7人がイスラエル軍の攻撃で死亡しました。

これについてイスラエル軍は調査を行い、5日、声明を発表しました。このなかで「空爆を承認した者たちはNGOのスタッフではなくハマスの戦闘員を標的にしていると確信していた。攻撃は誤った識別、誤った意思決定、標準的な軍の作戦手順に反したことによるもので、重大な失敗に起因する深刻な過ちだ」としています。

そしてイスラエル軍は攻撃に関与した軍の高官2人を解任すると発表しました。また、声明では「民間人に危害を加えることを避けながらハマスというテロ組織と戦うコミットメントを強調する」としています。

これに対してNGOの「ワールド・セントラル・キッチン」は、「イスラエル軍が責任と致命的なミスを認め、懲戒処分を決めたのは大きな前進だ」としつつ、「軍の動画には武器を持たないNGOの輸送車両を攻撃するいかなる理由も示されていない」と批判し、独立した調査委員会を設置することを求めています。

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