東京, 3月14日, /AJMEDIA/
旧ソ連構成国のアゼルバイジャンと隣国アルメニアは13日、約40年にわたる紛争を終結させるための和平条約文書で合意したと発表した。
両国の紛争はアゼルバイジャンにあるナゴルノカラバフという地域の1980年代後半の分離独立がきっかけになった。アルメニアはこの独立を支援した。
アルメニア外務省は声明で、アゼルバイジャンとの和平条約案がアルメニア側でまとまったと発表。「和平条約に調印する準備ができている。アルメニア共和国は、調印の日時と場所についてアゼルバイジャン共和国との協議を開始する用意がある」と述べた。
アゼルバイジャン外務省は「和平と両国関係の確立に関する条約の草案で交渉が妥結したことに満足している」とした。
ただ、アゼルバイジャンは、アルメニアの憲法改定が署名の条件としており、具体的な調印時期は見通せない。アゼルバイジャンは、アルメニアの領土に対する暗黙の主張が同国憲法に含まれているとして改正を求めている。