東京, 10月22日, /AJMEDIA/
急激なインフレなど経済の混乱が続く南米のアルゼンチンで、22日、大統領選挙の投票が行われます。事前の世論調査では、中央銀行の廃止などを訴える右派の経済学者が支持を伸ばしていて、中道左派の与党の候補などとの接戦が予想されています。
年率100%を上回る急激なインフレなど、経済の混乱が続いている南米のアルゼンチンで、22日、任期満了に伴う大統領選挙の投票が行われます。
事前の世論調査では、中央銀行の廃止やドルの法定通貨化を訴える右派の経済学者ハビエル・ミレイ氏(52)が支持を伸ばしていて、中道左派の与党候補セルヒオ・マッサ経済相(51)と中道右派の野党候補パトリシア・ブルリッチ氏(67)との間で接戦となっています。
アルゼンチンでは、ミレイ氏が勝利した場合、通貨ペソが廃止され、経済がドル化されるとの見方から、ペソを売ってドルを買う動きが強まっていて、ペソの非公式為替レートは、ことし初めの1ドル=340ペソから一時、1ドル=1000ペソまで大きく値下がりしました。
1位の候補が45%以上を得票するなど、当選に必要な要件が満たされない場合は、来月、上位2名による決選投票が行われます。