東京, 9月14日, /AJMEDIA/
アメリカのデトロイトで伝統のモーターショーが開幕し、政府が税制優遇でEV=電気自動車の購入を後押しする中、各社とも販売が好調なEVの展示に力を入れています。
自動車産業で知られる中西部ミシガン州デトロイトで13日に開幕した伝統のモーターショー、「北米国際オートショー」には30を超えるブランドが出展しています。
ことしはEVの展示が目立ち、アメリカの大手メーカー、GM=ゼネラル・モーターズやフォードは現地で人気のあるピックアップトラックやSUV=多目的スポーツ車のEVを展示しています。
日本の自動車メーカーではトヨタ自動車がSUVのEVを展示しています。
各社がEVに力を入れるのはアメリカで販売が好調なためで、JETRO=日本貿易振興機構ニューヨーク事務所によりますと新車販売台数に占めるEVの割合はことし4月から6月までの3か月間で7.3%と、去年1年間の5.8%を上回りました。
北米地域で最終的に組み立てられるなど一定の条件を満たしたEVを購入した人が最大で7500ドル、日本円でおよそ110万円の税額控除を受けられる政府の税制優遇も販売を後押ししています。
デトロイト近郊では12日からEVに欠かせない電池の展示会も開かれ、電池に関わる800を超える企業が出展して活況を呈していて、車の電動化が進む影響が関連の産業にも広がっています。