東京, 9月21日, /AJMEDIA/
生成AIの開発競争が加速する中、アメリカのIT大手・アマゾンは最新の生成AIを搭載し、より人との会話に近い形で回答するという小型スピーカーなどの新製品を発表しました。
アマゾンは20日、アメリカ・バージニア州にある第2本社で開いたイベントで、報道関係者およそ200人を前に最新の製品を披露しました。
このうち、「アレクサ」という愛称で呼ばれる小型スピーカーの最新モデルには性能の高い生成AIが搭載され、より人との会話に近い形で回答することが可能になったとしています。
英語で「お話ししましょう」と話しかけると会話モードに入り、たとえば「プエルトリコに旅行するのはいつがよいですか」とたずねると、「4月と10月の間がいいですよ」と回答するほか、子どもが「ゼリーを題材にした物語を作って」といったユニークな要求をしても、即座に対応することができます。
ただ生成AIをめぐっては、誤った情報をあたかも事実のように回答してしまうなどの課題もあります。
この事業を担当するダニエル・ラウシュさんは「アレクサが変なことを言ったり、事実を誤って認識したりすることがあるかもしれないが、新しい機能を搭載したばかりでこれから学んでいくと思う。世界で最高のアシスタントになってくれるはずだ」などと話しています。