東京, 1月4日, /AJMEDIA/
Kinish創業者でCEOの橋詰寛也氏は、イネに動物たんぱく質を作らせる「植物分子農業」を用いて牛乳たんぱく質を生成する技術を紹介した。
「重要な技術が2つある。1つは米から牛乳たんぱくを作る技術だ。これを使って本物の牛乳を超えるミルクを作れる。もう1つがイネの植物工場だ。地球温暖化でイネの生育が難しくなっているが、植物工場の安定した環境ならどこでも生育できる。我々が使うのは20cmと非常に小さなイネで、年間6回大量栽培できる」(橋詰氏)
代替乳製品として、牛乳たんぱく質と米のでん粉から作られた甘味を組み合わせたアイスクリームを「ライスクリーム」というブランドとして展開していく狙いだ。
「2024年10月に米サンフランシスコで試食会を行ったところ、ものすごく評判が良かった。2025年早々には日本でも販売するが、2025年下期には米国に展開する予定だ」(橋詰氏)