東京, 02月18 /AJMEDIA/
ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続いています。
ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交など、ウクライナ情勢をめぐる18日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。
(日本とウクライナとは7時間、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)
ロシア極東で愛国心示す集会
ロシアがウクライナヘの軍事侵攻を始めてからまもなく2年になるのにあわせてロシア極東のサハリン州では17日、愛国心や軍への支持を示そうという集会が開かれました。
この集会は、サハリン州南部のコルサコフで、地元の有志らが企画したもので、ロシアの国旗などをつけた数百台の車が隊列を組んでおよそ3キロにわたって進みました。
車には「作戦を完遂する」とか「兵士のことを忘れることはない」などと書かれた旗や横断幕が掲げられ、ウクライナ侵攻を続けるロシア軍への支持をアピールしていました。
車列が近郊の飛行場に集まると、家族連れなどおよそ1000人が写真撮影をしたり、ロシア軍の兵士がふるまう食事を口にしたりしていました。
また集会には、ロシア軍の車両も参加し、軍事侵攻が長期化する中で、政権側が国民の愛国心に訴え侵攻への支持を取り付けたいねらいもあるとみられます。
参加者の中には、家族がウクライナに派兵されている人もいて、戦闘で死亡した夫の遺影を掲げた女性は「夫が恐れることなく自分の義務を果たしにウクライナに行ったことを誇りに思います。彼の名誉のために、夫の写真を持って参加しました」と話していました。
ゼレンスキー大統領 人命を重視したと強調
ウクライナのゼレンスキー大統領は17日、ミュンヘン安全保障会議で、東部ドネツク州の拠点アウディーイウカからのウクライナ軍の部隊の撤退について「多くのウクライナ人の命を救うというプロフェッショナルな決断だ」と述べ、人命を重視した結果だと強調しました。
一方、「ロシア軍は去年10月以降、あらゆる軍事力を動員してアウディーイウカを攻撃していた。多くの兵士が死亡し、軍を消耗させた」と述べ、ロシアは自国の部隊の人命も軽視し、侵略を続けていると主張しました。