【随時更新】ロシア ウクライナに軍事侵攻(1月11日の動き)

東京, 01月11日, /AJMEDIA/

ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続いています。

ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交など、ウクライナ情勢をめぐる11日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。

(日本とウクライナとは7時間、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)

ゼレンスキー大統領 停戦への圧力を否定
ウクライナのゼレンスキー大統領は10日、リトアニアを訪問してナウセーダ大統領と会談したあと、共同記者会見を行いました。

この中でゼレンスキー大統領は、リトアニアからの追加の軍事支援に加えて、両国が無人機や防衛装備品などの共同開発で協力を強化していくことで合意したと明らかにしました。

また、ウクライナに対する欧米の「支援疲れ」が指摘される中、停戦への圧力があるか聞かれたゼレンスキー大統領は「われわれのパートナーからの圧力はない」と述べて否定しました。

その上で支援の継続を訴えました。

バルト三国は、旧ソビエトに併合された歴史からロシアへの警戒感が強く、ウクライナに対し積極的に軍事支援を行っていてゼレンスキー大統領は、このあと、バルト三国のラトビアとエストニアも訪問する予定です。

一方、NATO=北大西洋条約機構は10日、NATOウクライナ理事会を大使級で開催しました。

この中で各国は、ロシアがミサイルや無人機でウクライナの市民や民間施設への攻撃を激化させていることを強く非難したうえで、ウクライナの防空能力の強化などに向けたことしの軍事支援の計画を説明したということです。

国連安保理で緊急会合 欧米各国や日本 ロシアと北朝鮮を非難
ウクライナ情勢をめぐって10日に開かれた国連安保理の緊急会合では、去年の年末以降、ロシアによる大規模なミサイル攻撃などで市民の犠牲や民間施設の被害が広がっているとして、各国が強い懸念を示しました。

また、欧米各国や日本は、これらの攻撃では北朝鮮から供与された弾道ミサイルが使われたとしてロシアと北朝鮮を非難しこのうち山崎国連大使は「北朝鮮とロシアの間のいかなる武器移転も複数の安保理決議の明らかな違反だ」と述べました。

また、アメリカのウッド国連次席大使は「ロシア軍は、ウクライナの重要インフラを破壊し、民間人を殺害するために追加の発射を行うおそれがある」と指摘し、韓国のファン・ジュングク国連大使は「北朝鮮はウクライナを核弾頭の搭載が可能なミサイルの実験場として利用している。ウクライナでの北朝鮮のミサイルの使用は、世界の核不拡散に大きな影響を与える」と非難しました。

これに対してロシアのネベンジャ国連大使は、北朝鮮の弾道ミサイルをめぐって「アメリカは間違った情報を広めている」と主張した上で「欧米各国は、支援している兵器がウクライナによってロシアの民間人を攻撃するために使われていることを知るべきだ」と反発し、ウクライナを支援する欧米側を非難しました。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts