「H3」打ち上げや日本初 月面着陸の計画 宇宙めぐる動き活発に

東京, 01月05日, /AJMEDIA/

去年、初号機が打ち上げに失敗した新たな主力ロケット「H3」の2号機の打ち上げが来月予定されているほか、今月20日には無人探査機による日本初の月面着陸も計画されるなど、ことしは年明けから宇宙をめぐる動きが活発になりそうです。

日本の新たな主力ロケット「H3」は、去年3月、初号機の打ち上げに失敗しましたが、JAXA=宇宙航空研究開発機構などでは対策を講じた2号機で再び打ち上げに挑むことにしています。

2号機は来月15日の午前9時22分に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる計画です。

現在の主力ロケット「H2A」は来年度中に運用が終了する予定で、H3の打ち上げが成功するかどうかが今後の宇宙開発にとって重要な転換点となるだけに注目されます。

また、各国の探査競争が激しさを増している月をめぐっては、JAXAの無人探査機「SLIM」が今月20日の午前0時20分に月に着陸する計画で、成功すると日本初、世界で5か国目となります。

「SLIM」では目標着陸地点までの誤差を他国の探査機に比べて10分の1以上縮めた100メートル以内の「ピンポイント」での着陸を実証する計画です。

このほか、日本のベンチャー企業「ispace」も民間初の月面着陸を目指してことし中に月着陸船を打ち上げる予定で準備を進めていて、年明けから宇宙をめぐる動きが活発になりそうです。

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