東京, 02月11 /AJMEDIA/
日本やアメリカの株式市場で活況が続く一方、中国では株安に歯止めがかかりません。不動産不況の深刻化で、中国市場から投資マネーの流出が加速。「1人負け」の様相となっています。
2024年1月下旬、香港の裁判所が不動産大手「恒大グループ」に対して清算命令を出したことで、投資家心理はさらに悪化。とうとう証券行政トップの更迭とみられる人事も発表されました。そして、中国から流出したマネーは日本に向かっているというのですが、この先何が起きるのでしょうか。
(中国総局記者 下村直人)
証券行政のトップ 突然の“更迭”か
「習近平指導部が株式市場の暴落を止めるため、市場規制当局トップを交代」
2024年2月7日、アメリカのメディア、ブルームバーグは株価対策を担っていた証券監督管理委員会のトップ、易会満主席が退任し、後任に上海市共産党委員会の呉清副書記が就任すると速報で伝えました。