「肩書に負けぬよう」 落語家の五街道雲助さん―人間国宝

東京, 7月22日, /AJMEDIA/

落語家として4人目、現役では唯一の人間国宝に選ばれた五街道雲助さん(75)。2021年に死去した柳家小三治さん以来となる認定に、「力不足ではありますが、また古典落語に目が向けられるのはありがたい」とコメントした。
「まだまだ修業の身」 歌舞伎俳優の中村歌六さん―人間国宝

 江戸の古典落語を体現する情緒あふれる語りと巧みな人物描写で、長編の人情話や三遊亭円朝作品に力量を発揮。話芸一つで観客を引き込み、自分の世界を作り出せる点に「落語の醍醐味(だいごみ)」を感じている。
 後進の育成にも尽力。古典落語の継承については「心配していない。やる気ある若手が多くいる」と温かなまなざしを送る。
 今後は人間国宝として高座に臨むが、「肩書に負けると自由な芸ができなくなる」。自らに「いつも通り」と言い聞かせ、自然体で芸に向き合う。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts