「夢」につながる提携に 心のつかえ取れた豊田氏―F1

東京, 10月11日, /AJMEDIA/

 トヨタがF1撤退を発表したのは2009年11月。「私が社長だった時に撤退を決めた」と話した豊田会長は「当時の決断は間違っていなかったと今でも思う」と振り返りつつ、「日本の若者が、一番速い車に乗る道筋を閉ざしてしまっていたことを、心のどこかでずっと悔やんでいた」と言った。

 それから15年。F1参戦9年目の若いチーム、ハースとの業務提携の話はとんとん拍子に進み、基本合意に。発表する豊田会長の表情は、心のつかえが取れたように晴れ晴れとしていた。

 自動車界の「巨人」トヨタと、豊田会長が「非常にコンパクトなチーム」と評するハースとの提携。長くF1と関わり続けるホンダとは違う形でのアプローチは興味深い。

 ハースの小松代表は「F1はハイテクノロジーの最先端技術でやっているが、重要なのは人。人を育てて、次の世代に夢を与えられる戦いができるチームにしたい。そういう思いで提携した」と語った。

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