東京, 2月2日, /AJMEDIA/
ロシアのプーチン大統領は1日、北大西洋条約機構(NATO)の東方不拡大を含むロシアの要求に対する米国やNATOの回答について、「ロシアの根本的懸念が無視されたのは明らかだ」と批判した。1月26日の回答後、プーチン氏がこの問題に関し公開の場で見解を表明するのは初めて。
モスクワで行われたハンガリーのオルバン首相との会談後の記者会見で語った。プーチン氏は、「回答を注意深く分析している」と前置きした上で、NATO不拡大やロシア国境付近への攻撃型兵器の配備停止といった三つの重要な要求に対し「相応の考慮が見られなかった」と不満を示した。
ウクライナ情勢をめぐっては、同国とロシア、欧州という全ての当事者の「利益と安全を保証する方策」を見つけなければならないと強調。「対話継続を望んでいる」と表明し、問題解決は容易ではないが「最終的に解決策を見いだすことを期待している」と語った。プーチン氏によれば、フランスのマクロン大統領と近くロシアで会談するという。