「ホンダ」元社員を逮捕 法人契約のクレカ 私的に使い損害か

東京, 02月07 /AJMEDIA/

大手自動車メーカー「ホンダ」の元社員が法人契約のクレジットカードを私的に使い、会社におよそ2300万円の損害を与えたとして逮捕されました。警視庁は私的利用をおよそ5000回繰り返し、被害総額は7000万円に上るとみて調べています。

逮捕されたのは、本田技研工業サプライチェーン購買統括部に勤務していた小島瞬容疑者(33)です。

警視庁によりますと、2019年からおととしにかけて、法人契約のクレジットカードをおよそ2000回私的に使い、会社におよそ2300万円の損害を与えたとして背任の疑いが持たれています。

内部調査で不正が発覚し、去年4月に懲戒解雇されていました。

これまでの調べによりますと、容疑者は当時、法人契約のクレジットカードを管理する担当で、その立場を悪用し、インターネットのライブ配信者に対し、チップのような形でお金を払う「投げ銭」や個人の旅行などに使っていたとみられています。

警視庁は、容疑者が私的利用をおよそ5000回繰り返し、被害総額は7000万円に上るとみていきさつを調べています。

警視庁は認否を明らかにしていません。

ホンダ「全容解明に向け捜査に全面的に協力」
会社によりますと、去年2月に社内の内部通報制度で小島容疑者について情報が寄せられ、外部の弁護士が参加して内部調査を行った結果、去年4月、懲戒解雇にするとともに、警視庁に相談していたということです。

元社員の逮捕について、本田技研工業は「みなさまにご心配とご迷惑をおかけして、申し訳ありません。現在、捜査が行われているため詳細の公表は控えさせていただきますが、今後も全容の解明に向けて、捜査に全面的に協力してまいります」とコメントしています。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts