東京, 10月07日, /AJMEDIA/
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7日午前9時51分21秒、レーダー設備の不具合で発射を延期した固体燃料ロケット「イプシロン」5号機を肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げる。内之浦地区では7日未明から交通規制がある。
打ち上げは当初1日の予定だったが、ケーブルの接続部の緩みと接触不良が原因で、発射約19秒前に緊急停止し延期となっていた。
5号機は全長26メートル、重さ約96トン。民間らが開発した衛星などに宇宙実証の機会を与えるJAXAの「革新的衛星技術実証プログラム」の第2弾となる。鹿児島など全国の高専10校が共同開発した衛星を含む9衛星を載せる。打ち上げの予備期間は11月30日まで。
内之浦地区では7日午前2時~正午、叶岳に登る道と内之浦漁港の一部が通行止め、国道448号が駐車禁止になる。午前6時50分~同10時半は観測所を中心に約2キロ以内の区域が立ち入り禁止となっている。
肝付町は新型コロナウイルス感染対策として、町外から打ち上げ見学で来訪しないよう求めている。