「はやぶさ2」採取したサンプルの初期分析結果 2本の論文公表

東京, 12月21日, /AJMEDIA/

日本の探査機「はやぶさ2」が小惑星で採取したサンプルの初期の分析結果をまとめた論文が公表され、サンプル分析の最初の成果として注目されます。

日本の探査機「はやぶさ2」が採取した小惑星「リュウグウ」のサンプルについて、JAXA=宇宙航空研究開発機構のプロジェクトチームは、初期の分析結果を2本の論文にまとめ、科学雑誌で公表しました。

この中では、サンプルの密度は1立方メートル当たり1.2キロ余りと低く、隙間の量を表す空隙率は46%にもなることや、サンプル表面の光の反射率が2%で、黒く見える特徴があることなどを明らかにしています。

さらに組成の分析では有機物や水と反応した際にできる化合物が見つかったということで、サンプル分析の最初の成果として注目されます。

「はやぶさ2」が採取した「リュウグウ」のサンプルは、国内のグループのほかアメリカのグループにも配分されて分析が行われていて、今後、水や有機物に関する詳しい分析結果が公表されると期待されています。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts