東京, 01月10日, /AJMEDIA/
効率化や人手不足の解消にICTが一役買っている分野の一つが建設業だ。図面のデジタル化や3次元(3D)測量をはじめ、各種機械もデータと位置情報を活用した自動制御などが普及し、熟練の従事者でなくても正確に作業できる場面が増えている。業界で少なかった女性の活躍の場を増やすことにもつながっている。
「アイがあればできる」。南雲建設(渋川市)で通称「i(アイ)」と呼ばれるICT化した建設機械のブルドーザーなどを乗りこなすのは、高卒3年目の大河原有紗さん(21)。車両を前進、後退させるだけでブレードが自動で動き、図面通りに土を削ってくれる。入社2年目まで内勤中心だったが、積極的に現場に乗り出している。