《届くを支える 物流2024年問題④》共同配送や中継輸送で対策 効率的に運び、負担減へ

東京, 01月22 /AJMEDIA/

物流業界では時間外労働の上限規制に伴う運転手不足の対策として、従来の「運び方」を見直す動きが広がっている。群馬県域の配送を手がける企業は、複数の荷主から預かった商品を積み合わせる共同配送で効率化。全国を結ぶ長距離輸送では、中継輸送と呼ばれる方式を取り入れて運転手の負担を半減させる例もある。同業の荷主が共同で物流網を維持する連携も効果を上げている。

 県内を中心に機械部品や衣料などを輸送するマルトウ(高崎市)は、コロナ下の物流停滞を機に共同配送に力を入れる。従来は1台のトラックが特定の荷主の商材を運ぶ場合が多かったが、サプライチェーン(供給網)の寸断で稼働台数が激減。契約を一部見直して小口でも仕事を請け負い、幅広い商材の共同配送で回復につなげた。

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