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死者3.5万人、さらに増加も 今世紀5番目、被災者2600万人―シリアも被害深刻・トルコ大地震1週間

東京, 2月14日, /AJMEDIA/

トルコ南部で6日未明(日本時間同午前)にマグニチュード(M)7.8の大地震が発生してから13日で1週間たった。トルコとシリアの広範な地域で、これまでに3万5000人以上の死亡が確認された。負傷者は計十数万人とみられる。なお捜索や状況把握が十分に行われていない地域も多く、死傷者はさらに増えそうだ。
 トルコ国内の死者は3万1600人超。シリア側では3500人以上が命を落としている。被災地を視察した国連のグリフィス事務次長(人道問題担当)は11日の段階で「死者は倍増しそうだ」と述べ、5万人を超えるという見方を示した。
 震災でこれほどの犠牲者が出たのは、2011年の東日本大震災(死者・行方不明者1万8000人超)以来。04年のインドネシア・スマトラ沖地震(同22万6000人)や10年のハイチ地震(同22万2000人)などに次いで、今世紀5番目の規模となった。
 世界保健機関(WHO)によると、トルコ、シリア両国の被災者は約2600万人。被災の範囲が広く、支援がなかなか行き届かない状況だ。

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