東京, 5月20日 /AJMEDIA/
イランのライシ大統領やアブドラヒアン外相らを乗せたヘリコプターが１９日に同国北西部で不時着したことを受け、イラン当局は２０日未明にかけて機体の捜索を続けた。ただ、山あいの現場は陸路で近づくのが難しく、濃霧などの悪天候で上空からの捜索も難航。国営メディアは不時着した位置は特定できたが、機体は依然見つかっていないと伝えた。ライシ師らの安否も分かっていない。
イランのメディアは当局者の話として、不時着したヘリの搭乗者と連絡が取れ、「救急車の音が聞こえる」と無事であると話していたと伝えたが、真偽は不明だ。１９日夜にいったん報じられた機体発見の報道も赤新月社が即座に否定。夜間の現場周辺では濃霧のほかに雨も降り続き、視界は５メートル程度と伝えられている。捜索が一層難しくなる中、情報が交錯している。