Site icon AJMEDIA 日本語

パレスチナ人銃乱射、5人死亡 テロ断定、1週間で3件目―イスラエル

東京, 3月30日, /AJMEDIA/

イスラエルの商都テルアビブ近郊で29日、男が銃を乱射し、地元メディアによると5人が死亡した。容疑者はヨルダン川西岸出身のパレスチナ人(26)で、その場で警官に射殺された。近接する町でも銃撃があったと報じられ、警察はテロ事件と断定した。
 現場はユダヤ教超正統派が多く住む地域。報道では、死亡した容疑者はイスラエルで服役歴があった。交流サイト(SNS)には、事件後に現場周辺で市民らが「アラブ人に死を」と抗議する様子が投稿された。治安悪化に加え、アラブ系住民とユダヤ人の対立が深まる恐れがある。
 ベネット首相は事件後、ツイッターで「われわれは殺人的なアラブのテロに直面している。テロには鉄拳で戦う」と対策強化を表明。パレスチナ自治政府のアッバス議長も「状況のさらなる悪化を招く」と非難した。
 イスラエルでは22日、南部ベエルシェバで、過激派組織「イスラム国」(IS)に感化されたとされる男が車や刃物で市民を襲撃し、4人が死亡。27日には北部ハデラでアラブ系イスラエル人2人が銃を乱射して2人が死亡し、ISがイスラエル国内の事件としては異例の犯行声明を出した。

Exit mobile version