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NASA 月探査ロケット発射台へ 11月14日打ち上げ目指す

東京, 11月5日, /AJMEDIA/

NASA=アメリカ航空宇宙局の新たな月探査計画で宇宙船の打ち上げを担う大型ロケットが組み立て棟から発射台に移動しました。打ち上げはこれまでたびたび延期されていますが、今回は11月14日の打ち上げを目指し、準備が進められています。

NASAは、新たな月探査計画「アルテミス計画」で、アポロ計画以来となる宇宙飛行士による月面の探査を目指していて第1段階として、新たに開発した宇宙船を無人の状態で打ち上げて月までの試験飛行を行う予定です。

フロリダ州のケネディ宇宙センターでは3日深夜、打ち上げに使われる大型ロケット「SLS」=スペース・ローンチ・システムを組み立て棟から発射台まで移動させる作業が始まりました。

ロケットは全長およそ98メートルで、巨大な車両に載せられてゆっくりとしたスピードでおよそ9時間かけて6キロほど離れた発射台に到着しました。

今回の試験飛行で宇宙船「オリオン」にはマネキン3体が載せられ、衝撃や放射線の影響など、将来の有人飛行に向けたさまざまなデータを収集し、月を周回して地球に戻る計画です。

このロケットは当初、8月に打ち上げられる予定でしたが、エンジンなどに不具合がみつかり打ち上げがたびたび延期され、9月にハリケーンの影響などもあり組み立て棟に戻されていました。

ロケットの新たな打ち上げは日本時間の11月14日午後2時7分以降となっています。

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